睡眠薬・睡眠改善薬について

睡眠薬を選ぶポイント

眠れない、寝つきが悪い、寝ても起きてしまうなどの睡眠障害を改善してくれる薬が睡眠薬です。しかしながら薬なので、いくら安全性が高いといっても体にとっては異物になるためまったくリスクがないわけではありません。

 

不眠症状にも人それぞれ様々あるので、その症状や体の状態にあった睡眠薬を選び、正しく使うことが大切です。そうしなければ睡眠薬本来の効果が発揮されなかったり、副作用が強くでてしまったりすることがあります。睡眠薬に対して正しい知識を持つことが最も大切です。

 

睡眠薬を選ぶポイントとして、不眠症のタイプにあったものを選ぶことが大切です。睡眠薬で不眠症状を改善するために、その症状にあった睡眠薬を選ばなければ全く意味がないです。

 

例えば寝ても夜中に何度も起きてしまうという中途覚醒症状の人が即効性で短時間しか効果のない睡眠薬を飲んでも意味がありません。逆に寝つきが悪い人が、即効性がなく長時間睡眠効果を得られる睡眠薬を飲んでも意味がありません。

 

症状別に不眠を見ていくと、寝つきの悪い入眠障害タイプ、夜中に何度も起きる中途覚醒タイプ、朝とても早く目が覚める早朝覚醒タイプと分かれます。これらの症状別にそれぞれあった睡眠薬を選びます。

 

睡眠薬の種類では、それぞれ作用時間に分けて短時間型、中時間型、長時間型などがあります。

 

入眠障害の人には短時間型で即効性を求めて寝つきをよくし、熟睡できない中途覚醒の人には中時間型のように効果がゆっくり現れるものを選びます。そして朝早い早期覚醒の人には長い間効き目がある長時間型を処方します。