睡眠薬・睡眠改善薬について

使用方法

睡眠薬を服用する際は、その使用方法が最も大切です。正しく服用しないと、睡眠薬の効果も正しく現れないことがあります。

 

人間には本来体に備わっている睡眠のリズムというものがあります。睡眠障害を抱えている人でもこの睡眠のリズムはある程度働いています。このリズムを大切にしながらうまく睡眠薬を使用することが一番です。

 

睡眠薬とは、飲んだらすぐに眠たくなるというものではありません。どれだけ即効性がある睡眠薬でも、最低30分くらい眠気がくるまでかかります。しかしこの体のリズムを見逃して、ちょうど眠気が来たときに体を活動させていると眠気が通りすぎてしまい次のリズムがくるまで眠れなくなってしまうことがあります。次の眠気リズムまでおよそ90分ちかくまた眠れなくなってしまうのです。

 

睡眠薬の種類によっても違います。

睡眠の持続性が高い薬になると、その効果が体に現れるまでに1時間~1時間30分ほどかかってしまうものがあります。ですから自分の睡眠障害のタイプや体質などによってきちんと睡眠薬を使い分けることが大切になります。

 

また睡眠薬の服用の際には他の薬との飲み合わせも気にしなくてはなりません。

アトピーや花粉症などの薬として用いられる抗ヒスタミン剤を睡眠薬と一緒に飲んでしまうと効果が強くなりすぎてしまって副作用が現れることがあります。

 

グレープフルーツも睡眠薬の効果を強くするので、グレープフルーツ自体やこれを使ったジュースや食べ物なども控えましょう。

 

睡眠薬の処方を医師からしてもらうとき、必ず自分が服用している薬の名前と種類を伝えておくようにしましょう。